スカーレットルール


国内統一公式ルールというものはまだ発表されていないようです。管理人が調べた中ではここに載っているものが一番近いと思われます。
驚くことにビリヤードは、プロやアマチュア、地域によっても団体がバラバラで、当然それごとにルールもバラバラといった状態だそうです。「ルールはうまい人に聞く」というのが今の現状。そして我がサークル内でも人によって意見が違ったりします。
ルールが人によってバラバラであったり、わからなくなるとそのつどうまい人に聞きに行ったり、そんなことをしていたらなかなかビリヤードに集中できませんよね? ですから、せめてサークル内だけでも統一したルールを使おう!と思い、普段のサークル活動で用いるゲームルールすなわちスカーレットルールを決めようと思い立った訳です。


ビリヤードのマナー | ポケット共通ファール
ナインボール | エイトボール | カットボール | ベーシック | センターショット
隠し玉(カットボールの応用) | ローテーション | ボーラード | FUJIYAMA

ビリヤードのマナー
・キューをぶつけたり倒したり不安定な場所に置いたりしない。
・タップ(キュー先)を下に向けて持たない。
・ビリヤード台に乗らない。
・ラシャの上に飲食物を置かない。
・チョークを下向きに置かない。
・くわえ煙草でのプレーをしない。
・他のプレーヤーの邪魔にならないようお互いに譲り合う。
・むやみに手玉以外のボールを撞かない。
・相手が撞いている時は席に着き、視界に入らないようにする。
・ラックはしっかり組む。特に上の3つのボールには気をつける。
・フロック(まぐれ)の時や次の的玉が見えなくなってしまった時は謝る。
・ファールをした時は、手玉を触って動かしたり相手に手渡ししたりする。


ポケット共通ファール
ポケットビリヤードで以下のファール事項が起こった場合、プレー権は相手プレーヤーに移る。交代後の手球及び的球の対応は、各競技ごとに定める。

1.スクラッチ:手球がポケットインした場合。
2.玉触り:体や衣服、器具などがボールに触れた場合。タップ以外の部分で手球を撞いた場合(ミスジャンプも含む)。的球をキューで直接撞いた場合。手球及び的球を誤って手に持った場合。等。
3.飛び出し:ボールが競技スペース外へ飛び出した場合。 ※1
4.二度撞き:手球をダブルヒット外の方法で、2度以上撞いた場合。 ※2
5.クッションタッチ:手球がクッションにタッチしている時、明らかにボールを押さえ込んだと判断された場合。 ※3
6.ノークッション:手玉と的球が当たった後に、いずれのボールもクッションに当たらないか、ポケットインされない場合。 ※4
7.両足の接地:ショットの際に、床より両足が離れた場合。
8.計測行為:測定の目的を持ってテーブル上に目標を記したり、目標となる物体を置いてプレーした場合。キューを計測のために手から離して台上に置いた場合。キュー及びボール等の物体を使って距離を計測した場合。等。
9.練習行為:競技の途中で練習した場合や、ゲームに関係のないショットをした場合。
10.その他:テーブル上のボールが全て静止するまでに手玉を撞いたり触れたりする場合。手玉をどの的玉にも当てる事が出来なかった場合。

※1
飛び出しの判断:飛び出したボールが第三物体(天井、蛍光灯、チョーク等)や人体に当たってテーブル内に戻る等、ビリヤードテーブルの競技スペース以外の部分に当たって戻った場合も同様とする。
レール上に停止:ボールがクッション及びレールの上に停止した場合。
※2
ダブルヒット:国内大会に限り、手球と的球がチョーク1個分以内しか離れていない場合、二度撞きすることができる。その状況になったプレーヤーは「プッシュします」と宣言する。もちろん、手球と的球がチョーク1個分以内しか離れていない場合でも、明らかに二度撞きしないショットの場合、ダブルヒットの宣言をする必要はない。
※3
但しキューが、そのクッションに平行に近く、明らかに手球が正常に動いたと判断される場合に限りセーフである。
手球がクッションと第一的球以外の的球にダブルタッチしている場合も、タッチしている的球が動かずにショットできればセーフである。
※4
(a)クッションタッチしている的球がそのクッションから離れるだけではクッションに当たったとはみなされない。そのクッションから離れた後、他のクッションやボールに当たらないで同一クッションに当たった場合(ラシャのヨレ等で当たった場合)も、クッションに当たったとはみなされない。サイドポケットをまたいだクッションに当たった場合は、その限りではない。
(b)手球がクッションタッチしている的球を押さえ込み、瞬間的に的球と2度以上当たった結果、的球がそのクッションから瞬間的に離れて再度当たった場合も、クッションに当たったとはみなされない。


ナインボール
基本
1〜9番までの的球と手球を用いて行う。9番ボールをポケットした人が勝ち。
手球が最初に当たる的球は、テーブル上の最小番号でなければならない。

ラック
1番ボールをフットスポット上に配し、フットラインに沿ってひし形に組む。
中心に9番ボール、その他のボールの配置は任意。1番ボールと9番ボールの中心を結ぶ直線はフットライン上とする。

ブレイク
初戦はバンキングによってブレイクする人を決める。2戦目以降は直前のゲームの勝者がブレイクを行う。
手玉の位置はヘッドラインの内側。キューが手玉に触れなければ空振りしてもセーフ。

テキサスエクスプレスルール
9番ボール以外の的球は戻さない。
非合法によってポケットイン、もしくは場外に飛び出してしまった9番ボールのみフットスポットに戻す。

ファール
ポケット共通ファール及び以下のファールを犯した場合、プレー権は相手プレーヤーに移り、手球をテーブル上の自由な位置においてプレーできる(手球フリー)。
<ナインでの追加ファール>
手球がテーブル上の最小番号のボールに最初に当たらなかった場合。手球がテーブル上の最小番号のボールと他のボールに同時に当たった場合も同様。

スリーファール
1ゲーム中に3回連続してファールをした場合、ゲームはその時点で終了しそのゲームは相手プレーヤーの勝ちとなる。ただし、2ファール時もしくは次のショットに入る前に2ファールを宣告しない場合は3ファールは成立せず、2ファール状態が維持される。


エイトボール


カットボール


ベーシック


センターショット


隠し玉(カットボールの応用)


ローテーション


ボーラード


FUJIYAMA
ボーラードがビリヤード版ボーリングであれば、FUJIYAMAはビリヤード版サッカーです。
1998年、高田馬場の山水の5番テーブルで生まれた、ビリヤード史上初のフォーメーションや戦略のあるゲーム。
よって、バンクショットやダシの技量がものをいいます。
FUJIYAMA公式ルールはこちら。Adobe readerで見る事が出来ます。